医師がマイホームを購入する際に注意すべきことがあります.
・医師(勤務医)の給料は年功序列にはなっていない
マイホームを購入する年齢というのは,おそらく30代が圧倒的に多いと思います.
実は,勤務医の30代というのは,金銭的に一番楽な時期です.
その理由として
子供がまだ小さく,教育費がかからない
収入が人生のピーク
ご存知のとおり,勤務医の給料は一般に,30歳以降,いわゆる年功序列によって上昇することはありません.
むしろ勤務する病院の属性に依存しています.
一般には,
地方都市の私立病院>公立病院>大学病院
という順番になります.
医局人事で転勤する場合,公立病院に勤務する確率が高く,それはすなわち,
30歳以降給料が上がることはないことを意味します.
・人生ピークの年収&出費が少ない時期に,長期のローンを組むリスク
この潤沢な収入がある時期に,マイホームを購入するとどうしても,オーバースペックな物件を購入しがちです.
特に,「マイホーム購入に際して,どれくらいの金利の支払いが必要になるか?」を考慮せずに,「毎月○○円なら返済できそうだな笑」というふうに安易なローンを組むと,その後支払いが難しくなる可能性大です.
人生の出費のピークは,子供が中学,高校,大学と進学する時期.
この時期に勤務医の給料は上がりません.
30代でマイホーム購入する際は
・オーバースペックな買い物をしがち
・その時点で返済可能なローンの支払い金額だけで物件を購入しがち
という点には十分な注意が必要でしょう.
