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  • いまだ金時ブログ主

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冒頭の部分をご紹介します。

人生に「どん詰まり感」を覚え始めた医師たちへ

アカデミアで活動していたころ、僕が抱いていた悩みは「お金と時間がコントロールできない状態が慢性化していたこと」そして「従来のキャリアに魅力を感じられなくなったこと」という2点に集約される。学会や研究会、医局行事、学生教育や勧誘といったイベントが、カレンダーを埋め尽くしていった。自分のやりたいことは、他人が決めたスケジュールの合間にするしかなかった。この心理的矛盾を解消するために、「今スケジュール帳を埋め尽くしている仕事は、自分が好きでやっているのだ」と無意識に思い込もうとしていた。でもそれは幻想だった。本当にやりたいことから目をそらし、他人の人生を生きていた。

「勤務医か開業医か」という選択肢に、夢が持てなかったお金と時間は、人生の両輪だ。時間がないと、お金の管理もできなくなることが多いと感じる。それらをコントロールできない状態が慢性化すると、「お金も時間もどうでもいいや」と関心を失ってしまう。当時の僕はやさぐれていた。

自分の周囲を見渡した時に、目標とすべき医師のキャリアが見当たらなかったことにも悩んだ。従来の医師のキャリアといえば、「勤務医を続けるか、開業するか」の2択だと思う。自分の先輩や同僚たちのキャリアを見渡してみたけれども、「僕が人生というキャンバスに描きたい絵」とは似ても似つかなかった。新しいキャリアについて、語り合う仲間が必要だと感じた。

人生のどん詰まりだった僕だが、2015年に2つの転機が訪れる。1つはお金と時間について、僕とは全く異なる価値観を持って生きてきた「自由気ままな整形外科医(整形外科医のブログ)」との出会いだ。当時お互いが整形外科のブログを書いていたことが縁で、2人でサシ飲みする機会を得た。その出会いは、まさに雷に撃たれるようなインパクトだった。僕が悩んでいたことについて、彼にいくつも疑問を投げかけてみたが、全ての質問に対して明確な答えを提示してくれた。僕が投手だと仮定して、様々な球種のボールを全力で投げてみたら、彼が全てキャッチしてくれたような印象をうけた。自分の周囲にいる医師たちのキャリアは、自分と同じベクトルを持つ、つまり平行なキャリアであることが一般的だ。僕はそのベクトルの向かう先に希望を描けなかった。でも、彼の人生と僕の人生は、全く異なる軌道を描いていた。それが、初めて出会った瞬間に人生が交差した。このようにして、2人の人生が交差する瞬間のことをクリックモーメントと呼ぶ。お金と時間について、それまでの人生で出会ったことのないユニークな思想をもつ彼と意気投合した。

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