救急対応で消耗しない働き方|当直・オンコールからの脱出法
- いまだ金時ブログ主

- 5月4日
- 読了時間: 3分
気づけば、また当直明けに通常勤務。
仮眠は取れたはずなのに、頭がぼーっとして仕事に集中できない。
この働き方、いつまで続けますか?
救急や当直は若手医師にとって避けられない仕事かもしれません。
でも、40代を超えてもずっとこのスタイルで働き続けるのは現実的ではありません。
体力・気力・家庭環境、すべてに負荷がかかり続けます。
この記事では、救急・当直・オンコールで消耗しきっている医師に向けて、
「今すぐできる脱出のヒント」と「現実的な選択肢」をお伝えします。
なぜ当直・オンコールが消耗を生むのか
最大の原因は、時間的拘束と予測不能性。
いつ呼ばれるかわからない、何が起こるかわからない、眠れる保証もない。
そんな不安定な状態が、長期的に心身をすり減らします。
加えて、当直明けに通常業務がある職場では、
「1.5勤務」や「2連勤」が日常化。
慢性的な疲労と集中力の低下につながります。
脱出法1 常勤から非常勤へシフトして勤務日数をコントロール
勤務医のまま救急を減らすなら、「働く場所を選ぶ」が最短ルートです。
救急なし・オンコールなしの非常勤勤務を複数掛け持ちすることで、
自分の裁量でシフトを組めるようになります。
例えば、週3日外来クリニック、週1日健診センターなど。
当直ゼロでも年収800〜1000万円を実現している医師は多数います。
「常勤=安定」という価値観を一度見直してみるのがおすすめです。
脱出法2 専門性を活かして“日中完結型”の仕事へ移行
当直やオンコールを断るには、「代替価値」が必要です。
画像診断専門、内視鏡、訪問診療、美容皮膚科などは、
日中のみの勤務で成り立つ分野。夜間対応を求められにくいのが特徴です。
勤務先を選ぶときは、
「夜呼ばれるかどうか」ではなく、
「日中だけで完結する仕事かどうか」で判断してみてください。
脱出法3 副収入を確保して“無理しない選択”ができるようにする
「当直代がないと生活がきつい」
そう感じているなら、収入の柱を増やすことが先決です。
医師は本業が忙しくても、副収入を持つ選択肢がたくさんあります。
不動産投資、株式投資、医師監修のスモールビジネスなど、
夜間労働に頼らないお金の流れをつくっておくことで、
「収入を落とさず、働き方を変える」が可能になります。
脱出法4 転職エージェントや同業者のネットワークを活用する
救急の少ない職場、オンコールなしの常勤ポジション、
非常勤でも年収が高い案件など、意外と掘り出しものは多くあります。
自分で探すのが難しい場合は、
医師専門の転職エージェントや、実際に働き方を変えた医師とのつながりを使うのがコツです。
オンラインサロンや勉強会、SNSでの交流を通じて、
リアルな情報を得られる場をつくっておくと、判断の幅が広がります。
まとめ 救急から抜け出すのは“わがまま”ではない
救急や当直を断るのは、無責任ではありません。
それは、「自分の人生を設計する」という責任ある選択です。
もし今、疲れ切って「このままじゃまずい」と感じているなら、
それはもう十分に“変えるサイン”です。
当直ゼロの医師も、夜は家族と過ごせる医師も、
すでにたくさん存在しています。
次は、あなたの番です。


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